研究紹介 :
水処理に係わる技術
・微生物制御技術
・ダイヤモンド電極
・重金属汚染土壌浄化技術
ダイヤモンド電極
ダイヤモンドは、シリコンと同じ第IV族の元素である炭素で構成されており、ドーピングによってp型またはn型の半導体になります。ドーピング量によって完全な絶縁体から金属並みの電気伝導性を持たせることができます。現在、メタンガスを原料とした人工ダイヤモンドの電極がケミカルベーパーデポジション(CVD)法で製造できます(図1)。ダイヤモンド電極は、水電解で酸素ではなく、効率よくOHラジカル、オゾンなどの活性酸素を発生させることができます。白金系電極と比較して耐久性にも優れている特徴があります(図2)。廃水処理、殺菌処理、有機・無機合成、微量物質のセンサーなどへの応用が期待されている最先端材料です。荏原総研では、高耐久性の大型ダイヤモンド電極の素材開発と用途開発として難分解性工場廃水の浄化システムの開発 (図3、図4)を行なっています。
図1
CVD法で合成された
導電性多結晶ダイヤモンドの膜
図2
ダイヤモンド電極と貴金属電極の耐久性比較
(塩類、有機物含有の実廃水を90時間処理後)
図3 ダイヤモンド電極搭載の全自動廃水処理システム
図4 工場廃水COD及び色度除去のコスト比較例
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